45歳イチロー16打席無安打でも…「開幕出られるかも」の声
絶望的な数字ではある。
マリナーズのイチロー(45)が11日(日本時間12日)、ロイヤルズ戦に出場して1打数無安打。これで16打席連続無安打となり、打率は.087まで落ち込んだ。
来る20日から、東京ドームで開催されるアスレチックスとの開幕戦2試合のみ、ベンチ入りの人数が25人から28人に増員される。イチローは2日間限定でメジャー契約を結ぶ見通し。“顔見世興行”とはいえ、打率が1割に満たない打者が公式戦に出られるのかどうか。
スポーツライターの友成那智氏は「年齢的な衰えはもちろん、スイングスピードが遅くなっている」と話す一方で、「ただ、相手がアスレチックスであれば、試合に出られるかもしれません」とこう続ける。
「開幕カードで先発が予想されるファイヤーズとエストラーダはいずれも速球が平均140キロ台。制球力と高低差を生かした配球で打ち取るピッチャーなので、振り遅れることはない。10日に対戦したインディアンスのカラスコは、奪三振率の高い速球派右腕。イチローがバットに当てられないのも仕方ありません。それに、東京ドームの人工芝は一、三塁線へのバントが切れにくい。イチローはバントヒットの成功率が高いですから」
対戦相手と球場に恵まれ、活路は開けるかもしれないというのだ。