41歳QBブレイディ NFLスーパーボウルV6に“イチローの金言”
米プロフットボール(NFL)を代表するQBが、大舞台で存在感を示した。
年間王座を決めるスーパーボウルが3日(日本時間4日)、ジョージア州アトランタで行われ、ペイトリオッツがラムズを下し、2季ぶり6度目の頂点に立った。
歴代最多となる9度目の出場を果たしたトム・ブレイディ(41)は、再三にわたって好機を演出。MVPこそ同僚WRエデルマンに譲ったが、ベテランらしい冷静な状況判断でチームを牽引した。
18年目のシーズンを終えたNFL界のレジェンドは、今回のスーパーボウルを最後にユニホームを脱ぐのではとの臆測も広まったが、「(引退の可能性は)ゼロだ」と断言。「毎年少しずつでも上達しようと努力している」と、すでに現役続行を表明している。
■イチロー自らトレーニング伝授
ブレイディが不惑を迎えても、衰えを知らないのは、同じベテラン選手の存在を無視できない。
ブレイディは、他競技の選手からも調整法などを貪欲に吸収しており、一昨年にはメジャー最年長野手のイチロー(45=当時マーリンズ)にも助言を求めた。ブレイディとしては、メジャーで数々の実績を残し、50歳まで現役を続けると公言する大リーグのベテランの調整法を参考にしたかったのだろう。親交のあるA・ロドリゲス(A・ロッド=元ヤンキース)からイチローの携帯電話の番号を聞いて「ストレッチについて学びたい」という趣旨のテキストメッセージを送った。