完全アウェーなんの 加藤美優は卓球世界選手権3回戦進出
卓球の世界選手権(ブダペスト)は23日(現地時間)、男女シングルスの本戦が開幕。女子7位の伊藤美誠(18)、石川佳純(26)ら、女子5選手が揃って3回戦進出を決めた。
完全アウェーの中、苦戦を強いられたのが世界22位の加藤美優(20)だ。地元ハンガリーのパーゲル(30)との2回戦では、相手の心理的な揺さぶりにあった。パーゲルに序盤から、何かとクレームをつけられ、得意とするサーブでも因縁をつけられた。加藤が試合の流れを掴みかけると、パーゲルは地元ファンの同情を誘うかのように突然、号泣。微妙な判定には、スタンドのファンからブーイングが飛ぶなど、スタンドを敵に回す中、4―1で振り切った。
試合後の加藤は「(相手が)泣きだしたりクレームをつけたりして動揺した」と疲れ切った表情で話した。