虎マルテ二軍で復帰快音 一軍昇格とチーム脱落どっちが先
24日、右ふくらはぎ痛で二軍調整中の阪神・マルテ(27)がソフトバンクとの二軍戦でおよそ1カ月ぶりに実戦復帰。3打席目に“公式戦初安打”を放つなど3打数1安打だったが、タイミングの取り方に苦慮する打席も見られた。
マルテは、新助っ人としては球団史上最高となる年俸3.4億円で獲得したロサリオの代役。チームは現在、投手陣がボロボロで、貧打にも苦しみ最下位に低迷。窮地に陥るチームの“救世主”として、早期一軍昇格を期待するファンは多い。
実際、マルテはチームの浮上に欠かせないキーマンだ。いまの阪神の中軸は4番大山を中心に、ベテランの糸井と福留が両脇を固めているが、チーム18本塁打はリーグ最少。特に破壊力は物足りない。
「矢野監督は開幕前から4番に大山を固定し、マルテを5、6番で起用する構想があった。現状は近本と梅野の調子がいいものの、5番以降で起用されている福留、ナバーロ、中谷、木浪の状態が上がってこない。矢野監督もコロコロ打順を変えるなど手は尽くしているが、マルテが5、6番にハマれば、大山へのマークが分散されるなどの相乗効果が生まれ、打線につながりが出てくるはずです」(阪神OB)