阪神総帥「皆すごいメンバー」発言は現場への皮肉か無知か

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「(戦力は)十分ですよ、と言ったらまた怒られるけど、みんなすごいメンバーですよ」

 阪神藤原崇起オーナー(67=電鉄本社会長)の発言がチーム内で波紋を呼んでいる。

 去る22日、虎番記者に囲まれた“総帥”は、戦力補強について問われると、こう言って否定。「自分のやってきたことを信じれば道は開けてくる」とゲキを飛ばした。

 阪神は昨オフ、オリックスからFA宣言した西と、中日を自由契約になったガルシアを獲得した一方、野手はメジャー通算30本のマルテを1年100万ドル(約1億1000万円)で補強し、ナバーロを残留させるにとどめた。

 在阪マスコミ関係者が言う。

「昨年最下位の阪神は85本塁打はリーグ最少、577得点は同5位。オフは貧打解消に向けて本気で補強に動いたとは言い難い。観客動員が前年より約13万人も減ったことが大きい。一昨年はCSファーストステージも3試合主催しており、収入は大幅減となる見通し。親会社の阪急阪神HDが球団の財務に鋭く目を光らせており、おいそれと動けないのです」

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