4月最優秀は選外 マリナーズ雄星に課せられる新人王ノルマ

公開日: 更新日:

 マリナーズ・菊池雄星(27)が3日(日本時間4日)、敵地クリーブランドでのインディアンス戦に2勝目(1敗)をかけて登板。オープナー(1回を無安打無失点)を務めた4月26日のレンジャーズ戦以来となる中6日でのマウンドは立ち上がりから直球主体の投球を披露。最速157キロの速球を軸に相手のバットに空を切らせ、メジャー最長となる七回まで投げ、3安打1失点。移籍後最多で初の二ケタ奪三振となる10個を奪ったが、味方打線が1点しか援護できず同点のまま降板。勝利投手の権利は掴めなかった。

 2日には4月のア・リーグ月間最優秀新人が発表され、レイズのブランド・ロウ二塁手(24=打率2割8分9厘、6本塁打、17打点)が受賞。3、4月に7試合(計33回3分の2)に登板し、1勝1敗、防御率4・54の菊池は候補にすら挙がらなかった。

 今季の菊池は故障防止を重視するチームの方針から、年間の投球回数は170に抑えられる見込み。イニングがかさめば、シーズン途中でシャットダウン(休養)の可能性もあり、他球団のルーキーに比べて新人王争いでは不利になりかねない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇