4月最優秀は選外 マリナーズ雄星に課せられる新人王ノルマ
しかし、14年のメッツ・デグロム(140回3分の1)、16年のタイガース・フルマー(159回)ら、過去に新人王を受賞した投手は170投球回に満たないケースも少なくないことから、菊池にもチャンスはある。
昨季のエンゼルス・大谷翔平(24)に次いで、菊池が新人王に選ばれるにはどれだけの働きが必要か。
「サイ・ヤング賞同様、新人王も勝敗より投球回数や防御率が重視されます。球団の見込み通り170イニングに到達すれば、新人王候補にエントリーされるはずです。なおかつ、防御率が3・5以下であれば、最終候補の3人に残ると思う。今季は、強肩強打が売りのブルージェイズ・ゲレーロJr(20=昨季マイナーで打率3割8分1厘、20本塁打、78打点)を筆頭に新人の当たり年と言われます。5月以降は各球団の有望株が続々とデビューするだけに、菊池はハイレベルな新人王レースを強いられるでしょう」(スポーツライター・友成那智氏)
菊池は投票権を持つ米国の記者を納得させるパフォーマンスを発揮できるか。