青息吐息ケプカ“貯金”に救われ…ウッズ以来の全米プロ連覇
ここで「勝負あり」かと思われたが、ケプカは17番でパーパットがしっかりヒットできずに3パットボギー。最終18番も第1打を左の深いラフに入れてピンチを迎えるも、第3打を1・5メートルに寄せてパーセーブ。この日74と崩れながら、2位ジョンソンに2打差の通算8アンダーで逃げ切れたのは、2日目までに貯めた「貯金」のおかげだった。
「非常にタフな一日だった。10番まではよかったが、11番からの連続ボギーでがっくりきたが、15番のパーで再び集中することができた。ジョンソンが追ってきたので重圧になった。彼のスコアは見ていた。正直、ジョンソンのミスに救われた面はある」
ケプカはかつて短気でプレー中にイライラしたり、怒りをあらわにすることもあった。
喜怒哀楽を表に出さないジョンソンを真似ることでセルフコントロールが上達。目の前のことに集中でき、成績が向上したという。
2006・07年のT・ウッズ以来となる大会連覇を果たしたケプカはメジャー4勝目。20代では史上11人目(マキロイ4勝、ウッズ10勝)。30歳までにメジャーはあと3大会ある。1つや2つの上積みはありそうだ。