19歳“金の卵”スチュワートはソフトBの熱意にほだされた
■スカウトが継続調査
そんな状況下でソフトバンクがメジャーの大物アマ選手を獲得できたのはなぜか。
「何より、スチュワート自身が日本でプレーすることを望んでいます」
とは、さる米メディア関係者。
「ボラス氏は過去にストラスバーグ(現ナショナルズ)の入団交渉時に日本球界入りをチラつかせ、好条件を引き出そうとしたことはあるが、実際に日本の球団に売り込んではいない。ソフトバンクの熱意が彼を口説き落としたのです。ソフトバンクは彼がブレーブスと破談になった直後から、調査を続けていた。日本からスカウト幹部が視察に来たこともある。日本のアマチュア選手と比較し、彼の実力を見極めるためだと聞いています。そうした過程で、スチュワートはソフトバンクの育成方針、施設などに好感を抱いた。ソフトバンクでなければ、日本行きを決断しなかったでしょう」
今回の件が米球界に波紋を広げるとの見方もある。だが、米国の球界関係者は、頭を振ってこう言う。