ソフトBがメジャー1巡目指名19歳獲り 米有望株なぜ日本へ
日本のドラフト1位クラスの高校生が直接、海を渡ってメジャー挑戦したケースはいまだかつてない。163キロを投げてメジャーがゾッコンの佐々木朗希(大船渡)にしても、本人はプロ野球を希望している。メジャーが日本のトップクラスの高校生を取ろうとしても実現しないのに、日本のプロ球団がメジャーで1巡目指名された19歳を獲得するというからオドロキ以外の何物でもない。
ソフトバンクが、昨年のメジャーのドラフトでブレーブスに1巡目(全体8位)指名されたカーター・スチュワート(東フロリダ州立短大)との契約に合意したと21日、大リーグ公式サイトが報じた。
スチュワートは160キロ近い速球と、縦に大きく割れるカーブが武器の右腕。ブレーブスとの契約交渉では、約5億円前後と予想されていた契約金を、手首の故障が判明したという理由で2億円強に抑えられたため、7月上旬の期限までに合意に至らなかった。
ドラフト後、ヤリ手代理人のスコット・ボラス氏と契約。来月のドラフトでも1巡目の後半から2巡目指名が有力視されながらソフトバンク入りを選択したのはなぜか。