エ軍大谷「サイ・ヤング賞の翌年にHR50本でMVP」の現実味

公開日: 更新日:

 しかし、エンゼルスは、あくまでも投打の二刀流のスタンスを崩さない。ただでさえ、選手層が薄いだけに、大谷の限定起用は決して現実的ではないのだ。

 スポーツライターの友成那智氏は「イチローの言うことは確かに一理ありますが」と、こう続ける。

「投手に専念すれば、中4日のローテで、年間32試合、200イニング以上、逆に打者一本なら、約600打席が可能になる。大谷の力量ならMVP級のパフォーマンスを発揮するとは思いますが、エンゼルスのエプラーGMは、どちらか一方での起用は考えていないはずです。球団としては大谷の記録やタイトルは二の次で、何よりもチームの勝利が優先だからです。サイ・ヤング賞、本塁打王よりも、1シーズンで10勝、20本塁打の方がチームへの貢献度は高い。投打の二刀流こそが大谷に求められる役割です。投手として復帰する来季は、昨年のように中6日のローテで、登板日の前後を休養させる起用法になると思います」

 来季から二刀流枠が新設され出場選手枠も従来の25人から26人に拡大。投手を1人多く登録できるため、大谷を二刀流枠に収めて、フル回転で働かせた方が得策なのだ。

 大谷による日本人初のサイ・ヤング賞、本塁打王のタイトル取りは難しいか……。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭