エ軍大谷翔平 日本人大リーガー初のサイクル安打達成
エンゼルス・大谷翔平(24)がトラブルをものともせずに偉業を成し遂げた。
「3番・DH」でスタメン出場した13日(日本時間14日)のレイズ戦(フロリダ州セントピーターズバーグ)で、サイクル安打を達成。日本人メジャーリーガーによる史上初の快挙だ。
本拠地アナハイムの地元メディアが名付けた「ショータイム」(翔平タイム)の幕開けは一回の第1打席だった。無死一、三塁の好機で、相手の先発左腕ヤーブローに対し、珍しくバントの構えを見せて揺さぶりをかけると、カウント1-1からの3球目、甘く入った内寄りの変化球を左中間スタンドに叩き込む先制の3ラン。前田健太からソロ本塁打を放った11日のドジャース戦に続いて2戦連発である。
先頭で迎えた三回の第2打席は初球から積極的にバットを出し、左中間を破る二塁打で、今季11度目のマルチ安打を記録した。
好調な大谷は相手バッテリーもお手上げ状態だったが、四回。レイズの攻撃中、敵地トロピカーナ・フィールドは雷雨の影響で突然の停電に見舞われるアクシデントが勃発。試合は36分間の中断を挟んで再開されたが、大谷の集中力は途切れることはなかった。