チリ戦に先発も不発0-4惨敗…久保建英を待つ“イバラの道”
なのでレアル2年目には「トップチーム入りするだろう」という楽観論が噴出している。「2年目にトップチーム昇格というのは、現実離れしていると言わざるを得ません」と話すのはワールドサッカーグラフィック元編集長の中山淳氏だ。
2015年に16歳にしてレアルと6年の長期契約を結んだ<ノルウェーの神童>と呼ばれたMFウーデゴールを引き合いに出しながらこう話す。
「史上最年少の15歳253日で代表デビューを飾り、名だたるビッグクラブによる争奪戦の末にレアルが長期契約を結んで話題になったウーデゴールですが、所属先は久保と同じカスティージャでした。確かに15~16年シーズンに史上最年少の16歳157日でリーガデビューを果たしたものの、トップチームのスーパースターたちの牙城を崩すことはできず、その後もカスティージャで3部リーグを戦いました。結局、17~18年シーズン途中にオランダの中堅クラブにレンタル移籍。久保の豊かな才能は疑うべくもありませんが、国際舞台で輝かしい実績を誇るスーパースターたちの間に割って入るのは、現実的ではありません」