著者のコラム一覧
佐々木裕介フットボールツーリズム アドバイザー

1977年生まれ、東京都世田谷区出身。旅行事業を営みながらフリーランスライターとしてアジアのフットボールシーンを中心に執筆活動を行う。「フットボール求道人」を自称。

“幻の日本vsブラジル戦”を追って 南部ポルト・アレグレへ

公開日: 更新日:

(※ガウーショとはカウボーイの意。ブラジル国内では南部地域、とりわけリオグランデ・ド・スル州とサンタカタリナ州出身の男性の荒々しい気質を強調する際に用いられる語)

 試合前のメディアセンター。前日のサンパウロでの取材現場で顔なじみとなった地元大手メディアのジャーナリストと再会。彼に今日の試合展開を尋ねると「パラグアイの堅い守備をこじ開けられるのか気になるところだよ。PK戦も考えなければね」と苦戦を強いられる展開を予想していた……。

 フッチボール原稿を依頼された立場だが、今回は試合内容は割愛させてもらいたい。しかし、前出者の予想が的中したことだけは記しておこうと思う。

 後半のアディッショナルタイム。パラグアイがカウンターからこの夜最大の決定機を決められず、場内大型モニターに映し出された胸元をおっぴろげて悔しがるグゥアパ(パラグアイ美人)へ目移りしている自分に気が付く。

 コパ・アメリカ、それは漢(おとこ)の性(さが)が凝縮された由緒ある大会なのだと思う。そんなリオグラン・デ・ド・スールの夜だった。

(取材・文・写真=佐々木裕介)

【連載】フットボール求道人が行く

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭