日ハム清宮の4番起用 評論家が警鐘「チーム壊しかねない」
■指揮官に不信感
にもかかわらず、「ここぞ」のチャンスで代打を送られたことはここまでに2回。14日は4点ビハインドの2死満塁、一発出れば同点の場面で代打に横尾を送られた。18日は同点の延長十回無死二塁というサヨナラ機に、代打・谷内を送って、送りバントをさせようとした(結果は死球)。いずれも相手は左腕の場面だったとはいえ、栗山監督は「勝つため」と言いつつ、まるで清宮を信頼していない。
「チャンスで代打を送らなきゃいけない打者を4番に据えてはいけませんよ。日ハムの選手は口にこそしなくても、『なんで清宮が4番なんだ?』と栗山監督に不信感を抱いているはず。清宮自身も今の成績では4番は負担が大きいだけだし、疑問を抱かせるような選手起用はチームの雰囲気をおかしくしかねない」(前出の山崎氏)
中田が復帰するまでの緊急措置とはいえ、「清宮4番」の代償は大きい。