日ハム中田翔は“尻に火”? 清宮一軍昇格でなぜか大当たり
ここ最近、見違えるように打ち始めている。日本ハムの中田翔(30)のことだ。
30日のロッテ戦で3試合ぶりの11号2ランを放つなど、3安打2打点の活躍で勝利に貢献した。
この中田、23日の楽天戦で10試合ぶりの9号を打ってからというもの、計7試合で23打数10安打の打率・435、3本塁打、9打点の大当たり。中田が主砲としての働きを見せるチームは5勝2敗と好調を維持している。
さらにこの日は、右手有鉤骨骨折のリハビリを経て、24日の西武戦から一軍に昇格した清宮幸太郎(20)が、一軍昇格6戦目にして今季初本塁打。これが球団通算8000号のメモリアルアーチとなった。試合終盤には中田に代わり、今季初めて一塁守備に就いた。さる日ハムOBが言う。
「中田はこの5月、楽天戦で本塁打を放つ直前の試合まで打率.197と低迷していた。中田が打ち始めたのは、くしくも清宮が一軍昇格する前日です。栗山監督は今後、清宮をシーズン通して起用したいと考えている。開幕前のケガで出遅れたものの、打撃力は昨年よりも確実にアップし、出場機会を与えれば昨年の7本塁打以上の成績を残すと踏んでいる。清宮が入団した当初から思い描く2020年東京五輪での日本代表入りだって、まだ諦めちゃいない。清宮は今後、指名打者を中心に一塁や左翼の守備にも就くでしょうが、故障明けを考慮すれば、本職の一塁を守るのがベター。中田とて、ウカウカしていたら定位置を清宮に奪われ、左翼や三塁に回されてもおかしくありません」
危機感を抱いた主砲がようやく目の色を変えたというのだが……。