日ハム清宮の4番起用 評論家が警鐘「チーム壊しかねない」
「本人のためにも、チームのためにもなりませんよ」
こう話すのは、評論家の山崎裕之氏。日本ハムの清宮幸太郎(20)が4番に座っていることについて警鐘を鳴らすのだ。
今月13日、4番打者の中田が右手痛で登録抹消されると、栗山監督から代役に任命された。同日のロッテ戦から4番の重責を担う清宮だが、しかし、そもそも今季は打率1割台に低迷していた。4番だからといって急に打てるようになるわけもなく、もっか打率.184だ。
山崎氏が言う。
「若くても成績を残せるなら4番でもいいでしょう。たとえば清原は西武の新人時代、4番で3割30本を打った。清宮も素質はある打者ですが、現段階ではまだ『経験を積めば、いい打者になれる』程度。長打力はあっても、そもそも打てないのでは話にならない。4番打者は相手投手に『こいつに投げるのは怖い』と思わせなければいけない。中田の代わりの4番は近藤ではダメなのか、理解に苦しみます」
栗山監督は清宮の4番抜擢について、「なんとなく入れたつもりはない。勝たせてくれると思って入れた」と話していた。