4番清宮が2戦連発も打率.189…栗山監督に問われる忍耐力
中途半端だけは勘弁だ。
22日、4番に座る日本ハムの清宮(20)が1点リードの六回、中押しの2ラン。21日にも一発を打っており、2試合連続の5号アーチとなった。
それでも打率.189では4番としてまだまだ物足りないが、なぜ4番でなければいけないのか、という疑問は残る。
評論家の三井浩二氏が言う。
「清宮を一軍で育てることに疑問はありませんが、実力の伴わない4番では周囲の反発も大きいでしょう。CSを狙える今の時期になぜ? ということです。ヤクルトの村上のように、下位打線で結果を出してから4番昇格ならナインも納得します。4番になってから打てなくなっても、周囲は『仕方ない』と見てくれる。それが育てるということでしょう」
清宮は今季開幕前に右手首を骨折し、手術。一軍復帰は5月下旬と出遅れ、打率は1割台と低迷していた。一方、村上は開幕からスタメン出場し、初めて4番に座った5月12日の時点で、打率.240、10本塁打、27打点。守りは一軍レベルとはいえないが、高卒2年目の打者としては十分な結果を残していた。ちなみにその村上はこの日の広島戦で30号ソロ。85打点は高卒2年目以内に限れば、歴代2位の数字だ。