ジョセフHCは続投前向きも 日本8強入りで“三つ巴”争奪戦に
各国の地元メディアの報道を総合すると、HCの基本年俸はさほど高くはなく、大会やテストマッチでの勝利数や結果に応じてボーナスが付く。今大会、決勝トーナメント進出を決めた中で、基本給の年俸が最も高額なのは前日本代表HCで現在はイングランドを率いるエディー・ジョーンズHCで約8900万円。日本に次いでプール戦A組2位で通過したアイルランドのジョー・シュミットHCは約7200万円、ウェールズのウォーレン・ガットランドHCは約5400万円、3連覇を狙うオールブラックス(NZ)のスティーブ・ハンセンHCは約4800万円。20日に日本と4強入りをかけて戦うスプリングボクス(南アフリカ)のラシー・エラスムスHCは約2600万円と、他国の指揮官と比べて格安だ。
■強豪国のヘッドハンティング
もっとも、ライバル国の協会関係者の間でも、ジョセフHCの評価は高まるばかりだ。前回15年のイングランド大会で南ア戦での「史上最大の番狂わせ」を含む3勝を日本代表にもたらした前任のジョーンズHCのような、キャリアアップも夢ではない。