スコットランドにはショック…稲垣のトライが生まれた背景

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 歴史的なスコットランド戦の勝利をラグビーファンのアーティストご夫妻と一緒に見届けた。

 ラグビー精神を歌い上げた「ノーサイド」という名曲がある歌手のユーミンさんと、ご主人の松任谷正隆さんである。

 松任谷さんは昔からのラグビーファンで、ユーミンさんは旧国立競技場が取り壊しになる前に行われた早明戦で「ノーサイド」を熱唱されたこともある。古くからラグビーにご縁のある松任谷ご夫妻に要所のプレーを解説させてもらいながら、ジャパンのW杯1次リーグ全勝突破という偉業の瞬間を共有するという、非常に得難い経験をさせていただいた。

 試合自体は「素晴らしい」のひと言に尽きる。ラグビーという競技はいかにボールをつないでいくか? によって勝敗が決する。そういう意味では前半25分のプロップ稲垣啓太のトライに至るパス回しは実に素晴らしかった。何が素晴らしいって、練習を積み重ねたことが大一番でトライという最高の結果に結びついたことである。あの一連のプレーは、厳しい練習によって体に覚えさせないとできないプレーだ。相手のタックルを受けて倒れながらパスを送る=オフロードパスは、不断の努力なくして完成できるはずもない。そもそも相手のタックルを受けた時に味方選手のフォローなくして成り立たない。

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