南ア戦の勝算が「モールさえ封じ込めれば攻撃4割」の根拠

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「個々のフィジカルが強いので、(攻守とも)全員で行かなければならない」――。

 20日(東京スタジアム)に行われる南アフリカとの準々決勝を前に日本代表ロックのヘル・ウヴェ(29=トンガ出身)が、自分に言い聞かせるように話した。

 前回2015年イングランド大会では世紀の番狂わせを演じた相手に、9月のテストマッチでは、大型FWに対して押し込まれる場面もあり、密集戦での不安が露呈した。4強入りをかけた次戦でも、相手はフィジカルを生かしてFW戦を挑んでくることも予想される。9月の試合同様、FW戦で後手に回りかねないが、ウヴェはこう断言した。

「9月の試合では(FWに)まとまりがなかった。W杯を4試合戦って改善されている。相手のモールさえ封じ込めば、南アの攻撃は40%ぐらいしか残っていないので、しっかりやりたい」

 一方、「W杯での戦い方を見ていれば、だいたい分かる。9月のテストマッチがいい経験になっている」と、日本戦への手応えを口にしたのは南アのマット・プラウドフット・アシスタントコーチだ。

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