日本代表は要注意…南ア初の黒人主将コリシ“脅威の統率力”

公開日: 更新日:

 かつては根強い人種差別がはびこっていた南アフリカにとっては民族融和の象徴的存在である。

 2018年6月のイングランドとのテストマッチで、エラスムスHCから主将に指名され、南ア初の黒人キャプテンとして個性の強い選手たちをまとめ上げているシヤ・コリシ(28)のことだ。

 16年に結婚した白人のレイチェル夫人とともに人権啓発活動に取り組むなど、社会貢献にも積極的。南アでは尊敬を集めているが、もちろん、ラグビー選手としても超一流である。

 186センチ、99キロと南アのFWとしては小柄ながら、第3列のフランカーとして運動量は豊富だ。モール、ラックの密集に絡み、相手からボールを奪い取るジャッカルを武器とする。

 今大会はプール戦4試合すべてにスタメン出場し、得点は1トライ(5得点)のみだが、安定したボールキャリー(保持)とタックル(成功率83%)の攻守両面でチームを牽引。オールブラックス相手に初戦を落として黒星スタートを切ったチームを鼓舞し続け、決勝トーナメントに導いた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…