著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

ゲンク伊東とブルージュ植田 ベルギーで目指す高みの正体

公開日: 更新日:

伊東純也(ゲンクMF)/植田直通(セルクル・ブルージュDF)

 欧州王者・リバプールとの欧州CLの激闘から3日が経ち、日本屈指のスピードスター伊東純也(ゲンクMF)は26日に再び本拠地・クリスタルアレナのピッチに立っていた。

 今回の相手は日本代表の同僚・DF植田直通が所属するセルクル・ブルージュ。今月7日にメルカダル前監督が更迭され、シュタルク新監督が就任したばかりだが、ここまでリーグ7連敗中の最下位に沈んでいる。昨季ベルギー王者のゲンクとしては負けられない一戦だった。

「正直、リバプール戦はずっと守備してたんで疲労が凄かった。監督が『今日は半分くらいスタメンを変える』と言ってたんでどうなるかなと思ったけど、自分は今回も先発。『行けるところまで全力でやってやろう』と覚悟して入りました」と快足FWは言う。

 異様な疲れを感じながらも、伊東は序盤から武器の速さとタテへの推進力を前面に押し出した。

 右サイドで上下動を繰り返して攻守両面に絡み、多彩なクロスで得点機を次々と演出する。そのハードワークと献身性がなければ、今季のゲンクは成り立たない。それくらいの絶大な存在感を90分間、示し続けたのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇