札幌で開催が決まった東京五輪のマラソンコースについて、大会組織委員会が、市中心部を2周する周回コース案を検討しているという。13日の読売新聞が報じた。
組織委では、北海道マラソンをベースとするコースなど複数案を比較検討してきた。周回案のメリットは、警備などの効率化と経費抑制。市中心部を回るため、沿道警備などの人件費、測定機器や放送機材の設置コストを大幅に抑えることが可能だ。ワールドアスレチックス(旧国際陸上競技連盟)も周回案に賛同しており、組織委はオリンピック放送機構や札幌市、北海道などと協議して、コースを決定する方針だ。