ビーチW杯9大会ぶり4強入り “顔セーブ”GK照喜名も立役者に
敵陣左のFP奥山正憲がドリブル突破。左45度の角度から左足で強烈なシュートを放つとボールは相手GKの股間を抜けてゴールネットを揺らした。最終的に<試合を決定付ける3点目>を日本が奪ったのは、第2ピリオドの16分だった。
右サイドのFP松田康佑の視界に左サイドから走り込んできたFP田畑輝樹の姿が飛び込んできた。FP田畑がフリーになったタイミングに合わせ、FP松田が空中のボールを右足アウトで技ありのパス。FP田畑はボールをピッチに叩き付けるようにしてヘディングシュートを決めた。
■強烈シュートが顔面直撃
第2ピリオドの終盤に1点を返され、試合残り20秒で1点差に詰め寄られましたが、ウルグアイの攻撃をしのいだ。立役者の一人は、GK照喜名辰吾で間違いない。
今大会はグループステージの初戦、2戦目と先発から外れて悔しい思いをしたが、この日は第3ピリオドの30分に圧巻プレーが飛び出した。
砂地の凹凸をバウンドしながら強烈シュートが飛んできた。それどころか、手前で軌道が変わって思いっ切り顔面を直撃したのである。それでも照喜名は痛そうなそぶりひとつせず、ゴールマウスをがっちり守り切った。