日ハム斎藤佑の現状維持更改で懸念される清宮&輝星の将来
来季で10年目に突入する。日本ハムの斎藤佑樹(31)が2日に契約更改。現状維持の1600万円でサインした。今季は11試合登板で0勝2敗、防御率4・71。チームが導入した「オープナー」として起用されるなど、2016年以来の2ケタ登板となったとはいえ、過去5年でわずか2勝。苦しいシーズンが続いている。
その斎藤を巡っては、過去に10年ドラフトで1位指名競合したヤクルトなどがトレードを持ち掛けたこともあるが、日本ハムは一貫して斎藤が活躍できるようサポートしてきた。ただ、チーム周辺には、これによるマイナス影響を懸念する声がある。
「人気、注目度が高い斎藤でなければ、とっくにクビになっていても不思議ではない。1年目に6勝したものの、その後は故障もあって鳴かず飛ばず。高校、大学時代に酷使されたことがプロでの大成を阻んだという声も根強いが、日ハムも、活躍させられないことへの負い目もあるのです。とはいえ、斎藤を大事にし過ぎていることで、人気者は球団が守ってくれて、少々結果が出なくても簡単にはクビを切られない、という“前例”を担っている。斎藤と同様、鳴り物入りで入団した清宮や吉田輝星が、もしも伸び悩むようなことがあれば、そういった思いが芽生える可能性は十分にある」
とは、日ハムOBだ。