イチローの指導力は?かつて語ったのは野球技術より心構え

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 今年3月に現役を引退したイチロー(46=現マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)が13日、都内で行われた学生野球資格回復制度研修会を受講した。かつての安打製造機は他の受講者とともに、プロアマの歴史や、指導者の役割、障害予防などの講義に熱心に耳を傾けた。

 受講者は3日間の研修後、日本学生野球協会の審査に通れば、高校生や大学生の指導が可能になる。イチローは早ければ来年にも、アマの現場でコーチを務めることができるわけだが、指導力は未知数だ。

 現役時代は類いまれな打撃センスで、メジャーの記録を次々と塗り替えながら、自身の打撃技術に関して口にすることはほとんどなかった。米メディアの取材にも「自分でもわからない」と、説明を避けてきた。

 現役の晩年には、マーリンズやマリナーズで若手の指導係を務めたものの、現地で取材する放送関係者によれば「少なくとも、グラウンドで、イチローが打撃、守備、走塁の指導しているのを見たことがない」という。

 ベテランになってからは若手に対し、むしろ、試合前の準備の重要性や、用具の手入れの仕方など、野球をする上での心構えを説いてきた。

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