西武復帰の松坂 通算200勝達成は“ケガ完治”で最低何年?

公開日: 更新日:

 平成の怪物が古巣のユニホームに袖を通した。

 11日、西武復帰が決まった松坂大輔(39)が、都内のホテルで入団会見を行った。中日に在籍した今年は右肩の故障もあり、2試合で1敗。本人もそれは重々承知で、「期待していない人が多いと思うから、少しでも覆したい」と、復活を誓った。

 今年度の西武の防御率はリーグ最下位の4・35。中でも先発陣は壊滅状態で、防御率は4点台後半だった。まさに「松坂の手も借りたい」といったところではないか。

 とはいえ、故障がちのベテラン右腕頼みというわけにもいくまい。西武は2年連続リーグVながら、2年連続CS敗退の屈辱。ナインもリベンジに燃えている。ボロボロだった先発陣も、駒がないわけではない。今年7勝9敗の今井(21)や10勝6敗の高橋光(22)、7勝4敗の松本航(23)といった期待の若手に加え、ドラフトでは即戦力と評判の宮川(東芝)を1位で獲得した。

 2018年最多勝(16勝5敗)の多和田、同11勝の榎田は今年は精彩を欠いたものの、ポテンシャルは高い。さらに12勝1敗のニールも残留。彼らが額面通り、スペック通りの働きをすれば、それこそ松坂の出る幕はない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…