2位選手に優勝賞金 粗末な日本男女ツアーの根底にあるもの

男子ツアー表彰式で、賞金王など４冠を獲得した今平周吾にカップを授与する青木功JGTO会長（Ｃ）日刊ゲンダイ

　ちなみに男子は短縮競技による２勝の今平と、棚からボタ餅のノリスによる賞金王争い。ファンが冷めるのも当然である。

　アマが勝った場合は、その賞金はジュニア育成や、社会福祉の基金にするという意見が出ているにもかかわらず、ＪＧＴＯやＬＰＧＡは素知らぬ顔。米ツアーが年間２億ドル（約２２０億円）近い大金をチャリティーし、それが人気の原動力になっているのをなぜ見習おうとしないのか。また日本のツアーは、一部大会を除いて、ほとんどが結果が分かってからの録画中継。これも人気低迷の原因になっている。ファンの声を無視し、何の努力も改善もしようとしないプロゴルフ団体。ファンとの溝が深まるのも仕方がない。

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