著者のコラム一覧
宮崎紘一ゴルフジャーナリスト

国内男子ツアー人気低迷は一部の“暴走理事”に原因がある

公開日: 更新日:

 男子ツアーの低迷に歯止めがかからない。

 試合は減少する一方で、毎週開催される女子ツアーと違い、年間スケジュールは“歯抜け”状態。そして、来季も1、2試合のスポンサー撤退が噂されている。ギャラリー数は少なく、テレビ視聴率も低下しており、大会を報じる新聞各社の扱いスペースも小さい。人気もなくジリ貧なのだ。

 だが、男子ツアーを管理する日本ゴルフツアー機構(JGTO=青木功会長)が、危機打開に有効的な対策を講じているという話は全然聞こえてこない。それどころか、派閥争いや主力理事たちの利益誘導としか思えない呆れた話ばかり聞こえてくる。

 今年3月の理事会では青木会長シンパの上田昌孝専務理事らによってこれまで聖域だった定款の変更を強行した。本来無報酬、つまりボランティアと決められていた理事(青木シンパの)を有給にしたのがその手始めだ。

 さらに上田専務理事らは「男子ツアー活性化」を企画し、“モテル男子プロの育成”を掲げて下部ツアーで活躍するイケメンプロを担ぎ出し、女性ファン公募による都合3回のセミナーを開催した。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  2. 2

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    巨人・田中将大“魔改造”は道険しく…他球団スコアラー「明らかに出力不足」「ローテ入りのイメージなし」

  5. 5

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  1. 6

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 7

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…

  3. 8

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  4. 9

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  5. 10

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…