阪神またお家騒動…矢野監督に危惧される金本氏の“二の舞”
12月17日に行われた球団幹部による藤原オーナーへの定例報告会でも、結果を求める親会社と、育成を重視したい球団との間の溝は埋まらなかったらしい。さる放送関係者が言う。
「藤原オーナーは前任の坂井オーナーと違い、オーナーに就任するまで野球に関心がなかった。今の戦力でやっていけないことはないという楽観的な部分がある。それと同時に、営業面を重視している。今季の本拠地の観客動員は過去10年間で最多となる309万人。最後の最後までCS争いを繰り広げたことが大きかった。藤原オーナーは結果に対してシビア。昨オフ、最下位になった金本監督を、2年間の契約を残しながら解任したほどです。3年契約の2年目を迎える矢野監督も、来季の結果次第では安泰とは言えないでしょう」
ドラフトで5人の高校生を獲得した一方、野手の補強は助っ人のみ。近年はヘイグ、キャンベル、ロサリオら助っ人野手の失敗が続くだけに、期待はしても計算はできない。
その上、親会社と球団の間に火種がくすぶっているというのだから、矢野監督が来季、前任者の二の舞いになる可能性もある。