山口俊は制球力に難アリ 開幕前にマイナー落ちの可能性も
日本の情報提供者によれば、山口は制球がアバウトで、細かいコントロールがないという。生命線のスプリットがあるとはいえ、制球力に難のある投手はメジャーで通用しない。
ストレートの球速が140キロ台中盤のグレインキー(アストロズ)がそれでも今季まで12年連続2ケタ勝利をマークしているのは、多彩な変化球も含めて狙ったコースに投げられる制球力があるからだ。
山口は性格面でも疑問符が付く。気が小さいというのだ。プレミア12の韓国戦では初回、いきなり火だるまにされ、汗をぬぐいながら落胆した表情を浮かべたとか。ピンチやプレッシャーのかかるシーンで平常心を保てない、いや、内心はガックリしていてもそれを表情に出してしまうような投手は、メジャーでは苦しい。
わたしも一度だけ日本に行って投球をチェックしたが、GMに提出したリポートには「評価しない」と記した。
契約は2年7億円。年俸にすれば3億5000万円だ。メジャー平均が4億4000万円だから、平均以下の選手という評価なのだ。ふんどしをしめてかからないと、開幕をメジャーで迎えられない可能性もある。