来オフFA宣言の燕・山田哲 獲得狙うソフトBの潤沢な財力

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 本人もビックリしたんじゃないか。

 去る24日、ヤクルト山田哲人(27)が球団史上最高額となる7000万円増の年俸5億円でサイン。順調なら来季中に国内FA権を取得するため、球団の複数年提示を断り、FAでの大幅昇給を目指す。

 山田が更改を終えた後、福岡ではさらに巨額のカネが動いた。山田と同様、来季中にも国内FA権を取得するソフトバンクの守護神・森唯斗(27)が4年18・4億円プラス出来高の大型契約を結ぶと、25日には柳田悠岐(31)と年俸5・7億円をベースとした40億円規模の7年契約を結んだから、こちらの方がよりオドロキである(4年間は年俸固定で5年目以降は変動制)。

 森は14年の入団以来、6年連続で50試合以上に登板。74セーブ、94ホールドをマークする球界屈指のリリーバーであり、柳田の実績は今さら言うまでもない。

 とはいえ、3度のトリプルスリーを達成した山田も実績では決して負けてはいない。ホークスOBは、「ヤクルトは大盤振る舞いをしたのでしょうが、もし山田がソフトバンクにいたら、年俸7億円の5年契約は提示されているでしょう」と同情するほどだ。

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