山口俊は制球力に難アリ 開幕前にマイナー落ちの可能性も
先日、シアトルに住む同業者から電話がかかってきた。聞けば家族でバーベキューを楽しんでいるという。
彼はフルタイムのアマチュアスカウト。北米でも北側の地区を担当しているため、野球がシーズンオフの11月から翌年2月中旬までの3カ月強は休みを取る。
温暖で野球が行われているフロリダやアリゾナやカリフォルニアを担当していればそうもいかないが、選手をチェックする機会がない以上、ゆっくりすると割り切っている。その代わり、シーズン中は車で片道6時間かかる場所にも日帰りで足を運ぶ。
わたしは「オフを目いっぱい、楽しめよ!」と言って電話を切った。
さて、このオフ、新たな日本人大リーガーが誕生した。レイズの筒香とブルージェイズの山口のことだ。シブチンのレイズが2年13億円の大金を弾んだ以上、筒香にはデータ重視の戦略に必要な何かがあるのだろう。問題は山口だとみている。
米メディアはその起用法を先発かリリーフとみているが、スプリングトレーニングで結果が出なければマイナー落ちもあるだろう。