囁かれるU-23横内コーチの昇格 森保監督に職場放棄の危機
が、これには大きな問題がある。サッカー事情通がこう話す。
「森保監督が2017年10月、五輪代表監督に就任した時に『話が違うじゃないか?』という声が少なくなかった。というのも、森保監督は広島を率いて2012、2013、2015年シーズンを制覇した際に『私は選手たちと毎日練習で寄り添い、毎日会話を交わすことで一緒になってチームを強くしていくのが性に合っている。代表は寄せ集め。しかも活動時間が限られている。それでは私の指導者としてのポリシーは貫けない』と公言。日本代表、年代別代表で指揮を執ることは絶対にない――と言い切っていた。しかし、五輪監督に就任した時には『母国開催の五輪でさい配をふるえるチャンスというのはものすごく魅力的だった。長崎に生まれ育ち、選手時代を広島で過ごした。被爆地の思いもアピールできると思って五輪監督の要請を受諾した』と話していた。それだけ母国開催、被爆地アピールに強くこだわったということだが、監督の座を横内コーチに譲ってしまったら、五輪監督に就任した整合性が保てなくなってしまう」
人一倍生真面目な森保監督。メンタル的な悩みが高じて<いきなり職場放棄>なんてコトにならなければいいが……。