史上最弱U23 解任論高まるも森保監督にお咎めなしの舞台裏
東京五輪アジア最終予選を兼ねたU―23アジア選手権(タイ)に参戦中の森保ジャパン。3戦目のカタール戦を1―1のドローで勝ち点1を稼いだものの、初戦サウジアラビアと2戦目シリアに連敗した時点で決勝トーナメントに進めないことが確定済み。何とか3連敗は避けられたというだけで、同大会初のグループリーグ敗退の事実は変わらない。東京五輪には開催国枠で出場できるが、史上最弱U―23代表のレッテルは、森保ジャパンについて回る。
もちろん解任論もかまびすしいが、森保監督はお咎めなしで、今後も五輪代表、日本代表の監督を率いていくともっぱらだ。どうしてか?
「決定的に後任の人材が不足している」と某放送関係者がこう続ける。
「五輪代表監督経験者で<就任可能>なのは、まず2008年北京五輪代表の反町監督。昨季限りでJ2松本の監督を辞めて現在フリーです。2012年ロンドン五輪代表の関塚監督は、日本サッカー協会(JFA)技術委員会の委員長を務めているが、2018年ロシアW杯のときのようにハリルホジッチ監督解任―西野技術委員長監督就任という前例があるので問題はない。しかしJFA内での2人の評価は芳しくない。前回2016年リオ五輪の手倉森監督はJ2長崎の監督に収まっており、評価も反町、関塚さんとどっこいどっこい。五輪監督就任の可能性はゼロです」