白鵬が突然の方針転換…「年内引退」発言にダメ押したモノ
白鵬は懸賞記録を2つ持っている。いずれも歴代最多の年間獲得数2111本(10年)と、1場所545本(15年1月場所)だ。懸賞は1本につき手取り3万円なので、10年はそれだけで6000万円以上を稼いだことになる。
「ひとり横綱で頑張っていた時代はともかく、ヒジ打ちや張り差しに頼るようになった近年は、世間からは非難の声が大きくなっている。つまり、今の白鵬関を応援することは、逆に企業イメージのダウンになりかねない。1本3000万円といわれていたCMのギャラもネックに。大金を払ってまでイメージを損ねたいという企業はありませんよ」(代理店関係者)
ヒジ打ちやビンタに頼らなければ満足な相撲を取れず、人気は下がる一方という悪循環。血のにじむような稽古で現役寿命を延ばしたところで、努力に見合ったリターンも目減りするばかり。気持ちが切れたとしてもおかしくない。
■協会理事長という野望が…
ある親方は「協会内で出世を狙うなら、若いうちに引退した方がいい、という考えもあるだろう」と、こう話す。