4年後目指す早田ひな 悔しさ晴らす五輪代表連覇の日本一
文句なしの頂点だ。
卓球の全日本選手権最終日、サウスポー同士の対決となった女子シングルス決勝は、早田ひな(19)が石川佳純(26)を4―1で破り初優勝した。
早田は準決勝では、男女通じて初の3年連続3冠(ダブルス、混合ダブルス、シングルス)を狙っていた伊藤美誠を4―3で下した。東京五輪の女子シングルス代表に連勝し、伊藤とのコンビで3連覇したダブルスとの2冠に輝いた。
2017年11月のスウェーデンオープンダブルスでも伊藤と組み、当時世界ランク1位の朱雨玲、同2位陳夢の中国ペアに勝って優勝している。日本の女子選手では身長が高く(167センチ)、パワーがあり、手足も長い早田(日本勢6番手)も、東京五輪代表候補のひとりだったが、1月6日に発表された団体戦メンバーは同3番手の平野美宇(19)だった。
団体戦ダブルスに出場するのはエースの伊藤ではなく、左利きの石川が濃厚だ。石川とのペアには過去の相性や実績から右利きの平野が順当に選ばれ、左利きの早田は涙をのんだ。