今季J1にVAR導入でも「誤審がなくなるわけではない」
このシーンについて西ドイツの人々は「外に跳ね返っていたのでノーゴール」と主張。イングランド人は、当然ながらゴールを主張した。
その試合でプレーしていたドイツの皇帝フランツ・ベッケンバウアーは「誤審があるからこそ議論を呼び、人々の記憶に残る」と半世紀以上も前のプレーが今も語り継がれることの重要性を指摘した。1986年メキシコW杯のマラドーナによる<神の手>によるゴールもまた、然りである。
これからは主審ではなく、VARの判断に議論が集中することだろう。<VARの時代>到来によって、サッカーがどう変わっていくか? 注視していきたいと思う。