新型コロナ拡大で五輪選考大会中止なら…バド日本に追い風
バドミントン全英オープン(バーミンガム)ダブルスを制した男女日本代表が17日に凱旋。初のアベック優勝を果たした男子の遠藤大由(33)、渡辺勇大(22)、女子の福島由紀(26)、広田彩花(25)のペアがマスク姿で帰国した。
東京五輪出場に大きく前進した福島は「課題として取り組んできたレシーブをしっかりと(練習通りに)出せた。今まで2位で終わることが多かったけど、今回の優勝でひとつの壁を越えられたかな」と、笑顔を見せた。
新型コロナウイルスの蔓延を受けて世界バドミントン連盟(BWF)は、4月までのワールドツアーを中止。ツアーの再開時期などは依然として不透明で、このまま打ち切りなら、女子ダブルスを筆頭に日本勢には追い風になる。
男子シングルス世界ランキング1位の桃田賢斗を筆頭に、日本勢は男女5種目全てで世界ランク10傑に入っている。日本協会関係者によれば、東京五輪に向けて日本人選手との対戦を望む海外勢が少なくないという。本番までに対戦機会を増やし、日本勢を丸裸にする狙いからだ。