JFA田嶋会長新型コロナ感染の波紋 女子W杯日本招致も直撃
国内著名人で初めての新型コロナウイルス感染者が、日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長(62)だったことでスポーツ界全体が浮足立っている。
当の田嶋会長は、自宅にこもってテレワークに徹するしかないが、ある案件が気になって仕方がないともっぱらだ。
「実は田嶋会長の頭の中は今、2023年FIFA女子W杯日本招致のことでいっぱいなのです」と某サッカー関係者。
現在、23年女子W杯の開催国に立候補しているのはブラジル、コロンビア、オーストラリア&ニュージーランドに日本を加えた4カ国(エリア)だ。同大会から参加国が24から32に拡大され、ホスト国としての運営能力がより重要となる。日本は国際的スポーツイベントの開催実績、11年ドイツW杯で優勝した実績を引っ提げて田嶋会長が先頭になって招致活動を繰り広げ、6月に行われるFIFA総会の理事による投票で決定する。
16年3月にJFA会長に就任した田嶋会長は今年の3月、3期目に入った。任期中にこれといった<手柄>を立てておらず、そこで目を付けたのが23年女子W杯日本開催だった。招致レースを優位に進めるために田嶋会長は、なでしこリーグの21年プロリーグ化を積極的に推進。昨年11月のJFA理事会で承認させた。