なでしこ最下位も 鈴木良平氏は五輪メダル「可能性あり」
アメリカで開催された女子4カ国対抗戦「シービリーブス杯」で日本女子代表(なでしこジャパン=世界ランク10位)の最下位が決まった。日本時間12日午前9時開始のアメリカ(1位)戦を1―3で落とし、スペイン(13位)戦、イングランド(6位)戦に続いて3連敗を喫したのである。
もっとも、初代なでしこ専任監督の鈴木良平氏は「スペイン戦の1―3惨敗劇からよく立ち直りました」とこう続ける。
「FW岩渕、DF熊谷ら主軸選手以外の国際Aマッチの経験値の低さがスペイン戦、イングランド戦に出ましたが、アメリカ戦では<前向きにプレーすることで持てる力を存分に発揮した>選手が目につき、対戦成績1勝8分け27敗と“歯が立たない”相手に手応えを感じた選手も多かったと思う。MF杉田とMF三浦のダブル・ボランチのパフォーマンスは良かったし、CBタイプのDF土光、DF三宅もサイドバックで奮闘。攻撃陣では、FW田中と背番号10のMF籾木を先発で使うのか? それともスーパーサブ的に終盤の切り札にするのか? 起用法など検討の余地はあるが、チームの伸びしろを感じさせてくれた」