G吉川尚が練習試合欠場 二塁交代制確実でFA山田哲獲り加速
元木ヘッドは「病院には行かない」と言うが、「やっぱり吉川尚は1年間出るのは無理なのか」と首脳陣に知らしめた。
今季の二塁は、吉川尚だけでなく、この日出場した北村や湯浅ら、状態がいい選手が交代で務めることになりそうだ。さる球界関係者がこう言うのだ。
「そうなると、今年のオフのFA補強が加速しそうです。順調なら今季中にヤクルトの山田哲人が国内FA権を取得する。原監督が『モノが違う』と能力を認める吉川尚が腰の不安を見せずに1年を通じて活躍することが、山田哲獲得を封じる唯一の条件だった。腰が万全じゃないことがはっきりした以上、嵐のオフは避けられません」
このオフは2度のFA補強失敗で、らしくなかった巨人。山田哲は史上唯一の3度の「トリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁)」達成者である。今季の年俸は5億円。もはや“金満”球団でないと抱えきれなくなりつつあるだけに、巨人は動向を注視しているのだ。
かが腰の違和感では片付けられない。これは山田哲取りを後押しする大きな違和感になるかもしれない。