著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

コロナ禍での中断延長に揺れるJリーグを緊急探訪【清水】

公開日: 更新日:

 地元全体が<サッカーのある日常>を取り戻したいと切望するが、コロナ感染拡大に歯止めがかからない今、J再開が4月中旬から5月頭にズレ込むのではないかという懸念も高まっている。

 選手も不安は尽きないが、東京五輪世代の若きキャプテンである立田悠悟は「今、オーストリアにいる(元日本代表FWの北川)航也君(ラピッド・ウイーン)とはよく連絡を取ってますけど、ちょっとした買い物以外は外に出れないらしくて、家で動くしかないみたい。僕らは練習できてるだけでも幸せです」と前向きに言う。

 鄭大世も「来月の給料を払えない経営者もいると思うし、僕らの悩みなんて何でもない」と語気を強める。彼らは今の環境に感謝しながらボールを蹴っているのだ。

 各クラブの指揮官も難しいマネージメントを強いられる。が、今季就任したクラモフスキー監督は準備期間の延長を前向きに捉えている。

■準備期間の延長を前向きに捉えているクラモフスキー監督


 ポステコグルー監督の参謀として2年間働いた横浜マリノス時代は、初年度の2018年にJ1残留争いを強いられた苦い過去があるだけに、この時間は貴重だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動