日本は名ばかり開催国 五輪延期も主体性なくIOCの言いなり
国際的に延期論が巻き起こったことで、結果的に中止ではなく延期という、日本にとって都合がいい方に転んだに過ぎない。
「日本が主催国なんて名ばかりです。場所を貸して金儲けをしようとしている立場だから、IOCには何も言えない。本当にだらしない」とは、スポーツファンの吉川潮氏(作家)。
「今は全世界が、人の命がどうなるかという危機的状況。日本が開催国の立場として積極的に延期を主張するべきだった。森会長は『この状況の中で、最初の通りこのままやると言うほど我々は愚かではない』と言っていたが、何をいまさらです。日本は結局、IOCが延期を容認するのを待っていただけ。カナダが率先して『選手を派遣しない』と言ってくれて、むしろホッとしているんじゃないか。安倍首相や五輪組織の中枢にいる連中は、自分たちが何もできないから、シブシブ納得しているように見せているが、姑息なやり方は国民もわかっていますよ」
安倍首相は24日のバッハ会長との電話協議で1年程度の延期を提案したが、それは事実上決まっていたこと。とってつけたような「主張」はこの人らしいパフォーマンスにすぎない。