サッカー五輪代表 23歳以下問題は“すんなり決着”の雲行き
東京五輪の<1年程度の延期>によって森保一監督率いる男子五輪代表は、チーム再編を強いられることになる。男子五輪サッカーには<23歳以下>という年齢制限が存在しているからである。
2020年東京五輪は<1997年1月1日以降に生まれた者>しかプレーできない。21年開催で〈1998年1月1日以降〉となれば、97年生まれのフローニンゲンDF板倉滉、ズヴォレDF中山雄太、アントワープMF三好康児、マリティモFW前田大然、川崎MF旗手怜央、横浜M・MF遠藤渓太、磐田FW小川航基、名古屋MF相馬勇紀といった五輪代表常連組たちは<オーバーエージ(OA)3人枠>に選ばれない限り、五輪出場はアウトなのである。
「森保監督はOA枠に29歳ブレーメンFW大迫勇也、27歳ラコルーニャMF柴崎岳、25歳リバプールFW南野拓実ら<20代半ば以上>の選手を優先的に考え、24歳組は五輪本大会出場が厳しい」(サッカー関係者)
ところが――。日本特有の「24歳組が可哀想過ぎる」という情緒的な声が湧き上がり、特例で「2021年開催の東京五輪は<24歳以下の大会にすべき>という声が上がっている」と言う。