コロナ禍で日本代表のチーム作りは白紙に戻ってしまった
サッカー界にとって青天の霹靂だった。
著名人初の新型コロナウイルス感染者が、よりによって日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長(62)だとは、誰一人として想定していなかった。
田嶋会長は、今年に入ってマレーシア、タイ、北アイルランド、オランダ、アメリカを訪れている。3月3日にアムステルダムで開かれたUEFA(欧州連盟)の総会に出席した際、すでにコロナ感染が報じられているセルビア、スイスの会長と席が近かったーーと田嶋会長自ら認めている。
現時点で感染経路は不明だが、精力的に海外出張をこなした結果、コロナに感染してしまったのだろうか。
このコロナウイルスの猛威は止まるところを知らず、イタリアに加えてスペイン、フランス、ドイツでも感染者が急増。WHO(世界保健機関)のテドロス事務局長は「今やヨーロッパがパンデミックの中心になっている」と警鐘を鳴らした。
ご存じのようにJリーグは3月の再開を延期。4月4日の再開を目指しているところだ。さらにルヴァン杯の大会方式変更やJ1参入プレーオフの廃止、天皇杯の日程変更なども検討されている。