延期でOA枠どうなる? FIFAとIOCは五輪サッカーで犬猿の仲
優勝したのは、グループリーグで日本を2-0で倒したナイジェリアだった。銅メダルは、グループリーグ初戦で日本に0-1で敗れたブラジル(マイアミの奇跡)。それだけに西野ジャパンのグループリーグ敗退の悔しさは、今でも忘れることができない。
■イケメンの川口か それとも日本のゴールか
ピッチ外では、こんなこともあった。
当時の取材は、サッカー専門誌サッカーダイジェストを発行している出版社が、加盟している日本雑誌協会(雑協)という組織を代表して取材に赴くスタイルだった。サッカーダイジェストからは、写真カメラマン1名を派遣。撮影した写真は、雑協に所属する全出版社に配信しなければならない。
初戦のブラジル戦で猛攻を封じて勝利の立役者となったGK川口能活の「プレー写真が欲しい」というリクエストが女性週刊誌を発行している出版社から、雑協の代表幹事を通じて伝えられた。
イケメン選手の川口である。当然のリクエストだろう。しかしながら川口を撮るには<日本のゴール裏>にいなければならない。もちろんカメラマンは1人しかいない。日本のゴールシーンを狙いながら川口の姿をアップでフィルムに収めるのは、無理な注文だった。