五輪挑む水谷隼 元卓球代表が「最もメダルに近い」と断言
まだ踏ん張れるのか。
東京五輪延期で代表選手の再選考が注目される中、日本卓球連盟は「代表は変えない」と発表したが、団体要員としてメンバー入りした水谷隼(30)を不安視する声もある。年齢的にも全盛期を過ぎ、前々から目の障害を訴え、「東京五輪後は引退して起業する」と宣言していた彼に、あと1年間を戦う気力は残されているのか。
水谷を知る、1988年ソウル五輪卓球日本代表の斎藤清氏がこう言う。
「目の障害はプレーを見る限りでは恐らく大丈夫でしょう。もし本当にダメな状況になれば本人から代表を辞退すると思います。メンタルに関しても、彼は何度も大舞台を経験していますから、来年に向けて腹をくくって調整していけるはずです」
しかし、水谷のピークはとうに過ぎ、来年の五輪は32歳で挑むことになる。それならば、今年1月の全日本選手権の決勝で張本智和(16)を打ち破って優勝した宇田幸矢(18)に大舞台を経験させた方が、将来の卓球界にとってはプラスではないか。