五輪挑む水谷隼 元卓球代表が「最もメダルに近い」と断言
「実は今度の五輪で、水谷が、いや、水谷・伊藤ペアのミックス種目が最もメダルに近い位置にいます。このペアは今年の世界卓球ワールドツアーで優勝し、非常に勢いがあります。宇田のこれからの期待値はもちろん高いものの、ミックスという種目的にメンバー入りは非現実的です。やはりこれまでの実績と信頼感で水谷でしょう。また、代表メンバーの再選考はしないということに私は賛成です。目標が定まったことでチームワークも団結力も強まります。その中で水谷はリーダーとしてメンバーをまとめていく役割もあります」(斎藤氏)
ミックス種目で水谷と組むことが決まった際、伊藤美誠(19)は「すごくうれしい。水谷選手と分かり合っているのは女子選手で私しかいない」と語るほど2人には信頼関係がある。新たに1年間の準備期間を得たことでより濃密な時間を過ごし、連係プレーに磨きがかかるかもしれない。